介護の仕事を続けていると、
いつの間にか「できる人」を目指すようになります。
- 判断が早い
- 迷わない
- 周りから頼られる
そういう人になれたら、
きっと楽になると思っていた。
でも実際には、
「できる人」を目指すほど、苦しくなっていった
そんな感覚はありませんか。
「できる人」という基準は、いつの間にか外にある
新人の頃は、
「昨日よりできるようになったか」
それだけで十分でした。
ところが中級者になると、
- 周りからどう見られているか
- 先輩と比べてどうか
- 期待に応えられているか
気づけば、
基準がすべて 外側 に移っている。
「できる人」という言葉は、
便利なようで、とても曖昧です。
できる人を演じるほど、余裕がなくなる
「できる人」でいようとすると、
- 分からないと言いづらい
- 迷っている姿を隠したくなる
- 助けを求めるのが遅れる
結果として、
- 一人で抱え込む
- 失敗が怖くなる
- 心がすり減る
これは、
能力の問題ではありません。
役割を守ろうとしすぎた結果です。
現場は「できる人」だけでは回らない
介護の現場では、
- 判断が揺れる場面
- 立ち止まる必要がある瞬間
- すぐに決めない方がいい状況
が、日常的にあります。
そんなときに必要なのは、
- 迷わない人
ではなく - 迷いを共有できる人
「できる人」を演じるほど、
この役割から遠ざかってしまうことがあります。
「できる人」になれない自分を責めていた
できる人を目指して苦しくなると、
多くの人はこう考えます。
- 自分は向いていない
- 中級者失格なのかもしれない
- もっと強くならなきゃいけない
でも、
そこで立ち止まって考えてみてください。
本当に目指したかったのは、
「できる人」だったでしょうか。
自分の基準を取り戻すと、少し楽になる
「できる人」をやめてみると、
見えてくるものがあります。
- 自分が大切にしたい関わり方
- 無理なく続けられる働き方
- 引き受けられる責任の範囲
これは、
逃げでも後退でもありません。
自分の基準を取り戻しているだけです。
中級者は「完成」ではなく「調整」の時期
中級者になると、
- 理想像を固める
- 役割を決めきる
ことを求められがちです。
でも実際には、
- 試して
- 揺れて
- 調整していく
その途中にいる人がほとんど。
「できる人」になろうとして苦しくなったのは、
調整が必要な段階に入ったサインでもあります。
今は、無理に演じなくていい
今のあなたは、
- できないわけでもない
- 未熟なわけでもない
- ただ、役割を調整しているだけ
「できる人」を演じなくても、
現場に必要とされる場面はあります。
今は、
- どこで無理をしているか
- 何を演じているか
を、静かに見つめる時期です。
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まとめ
- 「できる人」を目指すほど、苦しくなることがある
- それは能力不足ではなく、基準が外に寄りすぎたサイン
- 現場に必要なのは、迷いを共有できる人
- 中級者は、完成ではなく調整の時期
「できる人」になれなくても、
あなたの役割は、ちゃんと残っています。
この記事を読んで、
- まだ考えがまとまりきらない
- 他の迷いも重なっている気がする
- 今の自分の立ち位置を、もう一度整理したい
そう感じた方は、
介護職5年前後の中級者向けに、立ち位置を整理するページに戻ってみてください。
今の感覚に近いテーマから、
無理なく読み進められるようになっています。
👉 介護職5年前後から考える「中級者」という立ち位置|答えを出さなくていい時期の過ごし方
今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。
ここは、何度でも立ち戻っていい「整理の場所」として置いています。
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