中堅と呼ばれるようになってから、
仕事は分かってきたはずなのに、
なぜか以前より楽にならなかった――
そんな感覚を抱えていませんか。
業務量が急に増えたわけでもない。
失敗が続いているわけでもない。
それでも、気持ちは軽くならず、
むしろ張りつめた状態が続いている。
この違和感は、能力不足や甘えではありません。
多くの場合、「中堅」という立場が先に与えられ、
その意味を整理する時間がなかったことから生まれています。
「中堅」と呼ばれた瞬間、何かが変わった
ある日を境に、
周囲からの声かけが変わります。
「中堅なんだから、分かるよね」
「中堅なんだから、任せるね」
この言葉に、明確な説明はありません。
けれどその瞬間から、
・責任は増える
・判断は増える
・迷いは表に出しづらくなる
そんな空気が、静かに始まります。
楽にならなかったのは、仕事量の問題ではない
中堅になると、
仕事ができる・できない以前に、
「どう判断するか」
「どこまで引き受けるか」
といった見えない負荷が増えていきます。
しかもこの負荷は、
- 数字で測れない
- 誰かと分担しにくい
- 自分の中で処理するしかない
という特徴を持っています。
そのため、
外からは忙しく見えなくても、
内側では常に考え続けている状態になります。
「分からない」と言えなくなったことの重さ
中堅と呼ばれるようになると、
分からないことがあっても、
それを口に出しづらくなります。
「今さら聞くのはどうなんだろう」
「中堅なのに迷っていると思われたくない」
そんな気持ちが先に立ち、
判断を一人で抱える場面が増えていきます。
結果として、
- 正解を出そうとし続ける
- 余裕がなくなる
- 楽になるどころか、緊張が続く
という状態に陥ります。
楽にならなかったのは、衰えではない
ここで一つ、はっきりさせておきたいことがあります。
中堅になって楽にならなかったのは、
あなたが弱くなったからでも、
能力が落ちたからでもありません。
それは、
- 現場が立体的に見えるようになった
- 影響範囲を意識するようになった
- 他者の立場を考えるようになった
その結果として、
負うものの質が変わっただけです。
単純な「慣れ」では越えられない段階に、
自然に入ったとも言えます。
必要なのは「次の答え」ではない
この違和感を感じたとき、
多くの人が考え始めます。
・管理職になるべきか
・もっと勉強すべきか
・別の道を考えるべきか
けれど、この段階で必要なのは、
次の答えを出すことではありません。
まず必要なのは、
中堅と呼ばれるようになった今、
自分はどんな立場に立っているのか
これを、
自分の言葉で整理することです。
まとめ|楽にならなかったのは、立場が変わったから
中堅と呼ばれるようになってから楽にならなかったのは、
何かを間違えたからではありません。
立場が変わったのに、
その立場をどう引き受けるかを
言葉にする機会がなかっただけです。
急いで答えを出さなくていい。
無理に楽になろうとしなくていい。
まずは、
この違和感に言葉を与えるところからで大丈夫です。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
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👉介護福祉士5年以上、中堅と呼ばれるようになってから考える「自分の立場」|役割を言語化する時期
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