毎日が「覚えること」でいっぱいだった
介護の現場に入って、
まず感じたのは
覚えることの多さでした。
- 利用者さんの名前
- 介助の手順
- ルールや決まりごと
- その場ごとの判断
一つ覚えたと思ったら、
次の情報が入ってくる。
頭の中が常にいっぱいで、
追いついていない感覚だけが
残っていました。
分かったつもりでも、すぐに抜けていく
説明を聞いたときは、
「分かりました」と思っている。
でも、
いざ現場で動こうとすると、
手が止まる。
- あれ、どうだったっけ
- さっき聞いたはずなのに
- また聞き直していいのかな
そんな場面が続くと、
「自分は覚えが悪いのでは」
という気持ちが
少しずつ大きくなっていきました。
「覚えられない=向いていない」わけではなかった
当時は、
覚えられないことを
そのまま自分の資質と結びつけていました。
- 介護に向いていないのかもしれない
- みんなは普通にできているのに
- 自分だけ遅れている気がする
でも今振り返ると、
それは少し違っていました。
単純に、
情報の量が多すぎただけ
だったのだと思います。
頭が追いつかないのは、ちゃんと見ようとしている証拠
介護の仕事は、
同時に考えることが多い仕事です。
- 利用者さんの様子
- 周囲の動き
- 次に何が必要か
それらを
一度に全部受け取ろうとすれば、
頭が追いつかなくなるのは
自然なことです。
むしろ、
何も考えずに動いている状態のほうが、
危ういこともある。
追いついていないと感じるのは、
ちゃんと見ようとしている証拠
なのかもしれません。
覚えられていないのではなく、整理されていない
この時期の自分は、
覚えていなかったのではなく、
整理できていませんでした。
- 点の情報が多すぎる
- つながりがまだ見えない
- 優先順位が分からない
頭の中に
バラバラの情報が散らばっている状態。
それを
「覚えられていない」と
感じていただけだったのだと思います。
1年目は「全部覚えられない場所」に立っている
介護の1年目は、
そもそも
全部を覚えられる前提の場所ではありません。
- 分からないことがある
- 忘れてしまうことがある
- 何度も確認する
それを繰り返しながら、
少しずつ
つながりが見えてくる時期です。
追いつかない感覚があるのは、
まだ途中にいるだけ
なのだと思います。
今は、「頭がいっぱいだ」と感じているだけでもいい
覚えることが多すぎて、
頭が追いつかない。
その感覚は、
決して珍しいものではありません。
- 余裕がなくてもいい
- 混乱していてもいい
- まだ整理できていなくてもいい
今は、
現場に立ち続けながら、
情報を受け取っている段階
なのだと思います。
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まとめ
覚えることが多すぎて
頭が追いつかないとき、
人はとても真剣です。
それは、
雑に覚えようとしていない証拠であり、
現場をちゃんと見ようとしている証拠かもしれません。
今はまだ、
整理が追いついていなくてもいい。
その状態の中にいること自体が、
次の段階へ進む準備なのだと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
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