はじめまして。
このブログ「介護への学び直しノート」を運営している、しげはるです。
このページを開いたあなたは、
もしかすると今、こんなことを考えているかもしれません。
- 今の仕事を、この先も続けていけるだろうか
- 別の道がある気はするけれど、現実味が持てない
- 社会に必要とされている実感が、少し薄れてきた
かつての私も、同じ場所に立っていました。
私は、建設業界で現場監督として働いたあと、
まったく異なる介護の現場へ踏み出しました。
この記事では、
なぜその一歩を選んだのか
介護という仕事をどう受け止めるようになったのか
そして、
なぜ「エッセンシャルワーカー」という言葉に納得するようになったのか
その過程を、できるだけ正直に書いています。
異業種で積み上げたキャリアと、拭えなかった違和感
私は工業高校と大学で建築を学び、
建設会社で現場監督として働いていました。
工程管理、職人さんとの調整、品質や安全の管理。
責任は重く、求められる水準も高い仕事でしたが、
その分、任されている実感もありました。
一方で、
- 慢性的な長時間労働
- 休みの取りにくさ
- 生活が仕事に侵食されていく感覚
こうしたものが、少しずつ蓄積していきました。
「この働き方を、10年後も続けている自分は想像できるだろうか」
そんな問いが、頭から離れなくなっていったのです。
立ち止まらざるを得なかった時間が、視点を変えた
ある出来事をきっかけに、
私は強制的に立ち止まり、自分の体調や人生と向き合う時間を持つことになりました。
忙しさの中では考えなかったことを、
否応なく考えざるを得ない時間。
その中で浮かんできたのが、
「自分は、社会の中でどんな役割を担っていたいのか」
という問いでした。
これまでの仕事は、確かに社会に必要なものでした。
ただ、どこかで
「代わりはいくらでもいる」
そんな感覚が拭えなかったのも事実です。
「介護、向いてるんじゃない?」という一言
そんなとき、ふとした会話の中で言われたのが、
「介護、向いてるんじゃない?」
という言葉でした。
正直、最初は戸惑いました。
介護の知識も経験もない。
建設業とは真逆の世界。
不安のほうが、圧倒的に大きかったと思います。
ただ、その言葉をきっかけに、
「自分に向いているかどうか」ではなく、
「社会が今、必要としている仕事は何か」
という視点で考えるようになりました。
社会の構造を知る中で見えてきた、介護という仕事
高齢化が進む日本では、
人の生活そのものを支える仕事の重要性が、年々高まっています。
介護は、目立つ仕事ではありません。
派手な成果が出るわけでもない。
それでも、
誰かの生活が成り立つために、
確実に必要とされ続ける仕事です。
この「必要とされ続ける」という点に、
私は強く惹かれました。
景気や流行に左右されにくく、
社会の基盤として存在し続ける仕事。
そのとき初めて、
介護という仕事が、単なる職業選択ではなく、
社会の中での立ち位置を選ぶ行為なのだと感じたのです。
未経験で飛び込んだ介護現場のリアル
私は、未経験のまま特別養護老人ホームで働き始めました。
最初は、戸惑いと失敗の連続でした。
身体介助の難しさ、コミュニケーションの距離感、
チームで働くことの重み。
頭では理解していても、
現場では思うようにいかないことばかりでした。
それでも、少しずつ分かってきたことがあります。
介護は、
「何かをしてあげる仕事」ではない、ということ。
利用者さん一人ひとりが、
それぞれの人生を歩んできた存在であり、
私たちはその日常を支える一部になる。
その関係性の中で働く感覚は、
これまでの仕事では味わったことのないものでした。
「ありがとう」では語りきれない仕事の実感
介護の仕事は、よく「感謝される仕事」と言われます。
確かに、感謝の言葉をいただく場面もあります。
ただ、実際に心に残ったのは、
それ以上に静かな感覚でした。
- 今日一日、その人の生活が守られた
- 誰かの日常が、滞りなく続いた
成果が見えにくい分、
「社会がちゃんと回っている」実感が、
仕事のあとにじわっと残る。
この感覚が、
私の中で少しずつ
「この仕事は、社会を下から支えている」
という理解につながっていきました。
エッセンシャルワーカーという言葉に、あとから納得した
後になって知ったのが、
介護の仕事が「エッセンシャルワーカー」と呼ばれているということです。
社会を維持するために、欠かすことのできない仕事。
最初からその言葉を意識していたわけではありません。
ただ、
- いなくなったら困る
- 誰かが必ず担わなければならない
- 続いていくこと自体に意味がある
そうした役割を、
日々の現場の中で実感していくうちに、
「確かに、そういう仕事なんだな」と、後から腑に落ちました。
学び直しながら、役割を積み重ねていく仕事
介護の仕事は、未経験で終わりではありません。
現場で経験を積み、
学び直しを重ねることで、
関われる範囲や役割が広がっていきます。
異業種で培ってきた
段取り力、観察力、対人調整の経験は、
思いがけない形で役に立ちました。
「これまでのキャリアが、無駄にならなかった」
そう感じられたことは、
次の一歩を踏み出す上で、大きな支えになりました。
まだ、答えを出さなくていい
もし今、
「介護って、選択肢としてアリかもしれない」
そんな気持ちが少しでも芽生えているなら。
それは、
すぐに決断しなければならない合図ではありません。
迷っている時間も、
考え続けている時間も、
立派なプロセスです。
このブログは、
不安を消すための場所ではありません。
不安と一緒に、立ち止まりながら考えるための場所です。
また、ここに戻ってきてください
答えが出ていなくてもいい。
まだ決めきれなくてもいい。
「少し整理したい」
「同じように迷った人の考えを知りたい」
そう思ったときに、
またここに戻ってきてください。
👉 介護に興味はあるけど、不安な人へ|最初に読んでほしいページ
異業種から介護へ。
迷いながら学び直す人のための記録ページです。

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