経験が無駄になる気がしたあなたへ|介護未経験からのキャリア不安と向き合う視点

介護の仕事に興味を持ち始めた。
でも、本気で考えれば考えるほど、
心の奥に引っかかる感覚がありました。

「これまでの経歴が、全部無駄になるんじゃないか」

はっきりと言葉にできなくても、
その感覚が、次の一歩を止めていませんか。

このページは、
介護に進むべきかどうかの答えを書く記事ではありません。

**異業種から介護を考えたときに生まれる
「これまで積み上げてきたものが消えてしまう感覚」**を
整理するための文章です。

最後まで読まなくても大丈夫です。


「無駄になる」と感じたのは、本気で考え始めたときだった

「これまでの経歴が無駄になる」と感じたのは、
介護職への転職を、本気で考え始めたときでした。

まだ、はっきりと決心がついていたわけではありません。
でも、
「もしかしたら本当に介護に行くかもしれない」
そう考えた瞬間に、その感覚は一気に現れました。

選択肢として考えているだけのときには、
それほど強くなかった不安。

でも、
現実の選択肢として浮かび上がった途端、
失うものの大きさが、急に重く感じられたのだと思います。


失う気がしたのは「時間」だけではなかった

そのとき、
特に失う気がしていたのは、
高校から大学まで建築を学び、
建設業で働いてきた時間でした。

それだけではありません。

  • 学んできたこと
  • 努力してきた過程
  • 頑張ってきたという誇り
  • 10年以上かけて積み上げてきた評価

それらすべてが、
一度リセットされてしまうような感覚がありました。

「ここまでやってきた意味は、何だったんだろう」

そんな思いが、
頭の中を何度も巡っていました。


「また一からやり直し」という感覚があった

「また一からやり直しになる」

そう感じた瞬間は、確かにありました。

未経験の業界。
未経験の仕事。
一番下からのスタート。

その感覚は、
怖さと同時に、重さも伴っていました。

でも不思議なことに、
「一からやり直しだ」と腹をくくった瞬間、
ほんの少しだけ、一歩が踏み出せた感覚もありました。


未経験扱いへの抵抗と、年下の先輩への違和感

未経験として扱われることへの抵抗も、
正直ありました。

特に、
年下の先輩職員から指導を受けるかもしれない、
という状況を想像したとき。

「自分は、あなたよりも長く社会人として働いてきた」
そんな自負があったからこそ、
簡単には受け入れられない気持ちもありました。

それもまた、
経歴が無駄になる感覚を強くしていた理由の一つです。


周囲の視線が、決断をさらに難しくしていた

周囲の目も、気になっていました。

実際に、
「なんで介護なの?」
と聞かれたこともあります。

そして、
「何もできないから介護に行くんだね」
そんなふうに思われるのではないか、
という不安もありました。

その視線は、
確実に自分の判断に影響していました。

周囲の目が気になって、
決断できない時期が、確かにありました。


今振り返ると、「無駄になる」は不安の表現だった

今になって振り返ると、「これまでの経歴が無駄になる」という感覚は、
事実そのものというより、
当時の不安が形を変えて現れていた表現だったと思います。

介護という、まったく未知の分野に進もうとしたとき、
これまで積み上げてきたものが、
一気に意味を失ってしまうような感覚がありました。

高校から大学まで建築を学び、建設業で働いてきた時間。
そこで重ねてきた努力や経験。評価されてきた実感や、自分なりの誇り。

それらが、
介護に進んだ瞬間にゼロになるような気がしていたのだと思います。

確かに、今まで学んできたことが、
そのまま介護の現場で活かせる場面は、
多くはありませんでした。

仕事内容も、求められる知識も、まったく違う世界です。

でも、
だからといって、積み上げてきた時間や経験が
無くなったわけではありません。

現場での立ち振る舞い。
仕事に向き合う姿勢。
責任の受け取り方。
失敗したときの立て直し方。

そうしたものは、目に見えにくいけれど、
確かに自分の中に残っていました。

当時は、「活かせるか」「役に立つか」という視点でしか
自分の経歴を見られていなかったのだと思います。

でも今は、それらも含めて、
今の自分を形づくっているものだと感じています。

無駄になったのではなく、
消えたのでもなく、
ただ形を変えて、自分の中に積み重なっていた


今のあなたも、同じ場所に立っているだけかもしれない

もし今、
異業種から介護を考えたときに、
「これまでの経歴が無駄になる気がする」
と感じているなら。

それは、
執着でも、間違いでもありません。

人生の中で、
大切にしてきたものを手放すかもしれないと感じたとき、
その怖さが出るのは自然なことです。

いまは、
進むかどうかを決める段階ではなく、
「失うかもしれない感覚」を確かめている段階なのかもしれません。


ここから取れる、静かな選択肢

今すぐ答えを出さなくても、
できることはあります。

  • 何を失う気がしているのか、言葉にしてみる
  • 周囲の目と、自分の本音を分けて考えてみる
  • 今日は考えるのをやめて、少し距離を取る

どれを選んでも問題ありません。
何もしない、という選択も含まれています。


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経歴が無駄になる気がしても、いまはここで大丈夫

全く未知の職業に進もうとしたとき、
「今までの経験が無駄になってしまう」という感覚は、
本当に苦しいものです。

でも、
それまでに積み上げたものは、
絶対に無くなりません。

それは、
あなたの人生そのものだから。

今日は、決めなくて大丈夫です。
このまま閉じても、何も問題はありません。

もし、
「もう少し整理したい」
「今の位置をもう一度見渡したい」
と感じたら、ここに戻ってきてください。

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