―― 経験を積んだあとに、もう一度「自分の立ち位置」を組み直す180日 ――
はじめに
少し慣れてきたのに、
なぜか前より不安が増えた。
そんな感覚はありませんか。
- 仕事の流れは分かってきた
- 周囲の動きも見えるようになった
- それなのに、自信が持てない
- 「このままでいいのか」と考え始める
後半180日は、
そうした感覚を「おかしいもの」にしないための期間です。
このページは、
次の答えを出すためのものではありません。
迷いを整理し、立ち位置を組み直すためのページです。
後半180日は「成長の仕上げ」ではない
前半180日を越えると、
次の段階に進まなければならない気がしてきます。
- もっとできる人にならなければ
- 評価されなければ
- 次の目標を決めなければ
でも、後半180日は、
成長を完成させる期間ではなく、
経験を意味に変えていく期間
です。
ここで無理に結論を出すと、
「できるようになったのに、苦しくなる」
という状態に入りやすくなります。
迷いが増えるのは、立ち止まったからではない
この時期に感じる迷いは、
- 弱くなったから
- 自信がなくなったから
ではありません。
見える範囲が広がった結果として、
迷いが生まれている
だけです。
前は分からなかったことが、
分かるようになった。
だからこそ、
判断の重さや責任も感じるようになる。
それは後退ではなく、
次の段階に入ったサインです。
後半180日で大切にする視点
この期間で大切にするのは、
「何者になるか」を決めることではありません。
今の自分が、どこに立っているのかを言葉にすること
です。
そのために、次の3つの視点を使います。
① 「できていない」ではなく「途中」と捉える
この時期は、
- できていないところ
- 足りないところ
が目につきやすくなります。
でも多くの場合、それは
未熟なのではなく、途中なだけです。
「まだ途中にいる」
そう言葉にできるだけで、
自分を追い込みすぎずに済みます。
② 他人の基準から、少し距離を取る
周りと比べてしまうのは、自然なことです。
- あの人はできている
- 自分は遅れている気がする
でも後半180日では、
他人のスピードを基準にしすぎないことが大切です。
自分は、どこまで分かるようになったか
何に悩めるようになったか
それ自体が、経験の証拠です。
③ 今は、決めなくていいと知る
この時期に出てくる問いは重たいものです。
- この仕事を続けるのか
- 自分はどんな立場を目指すのか
でも、後半180日は、
答えを出す期間ではありません。
迷いながら続けることも、
一つの立ち位置です。
後半180日は「前に進む」ためだけの時間ではない
この期間は、
- スキルを増やさなくてもいい
- 役割を広げなくてもいい
- 目標を高く持たなくてもいい
今いる場所を確かめるだけで十分です。
- 分かるようになったこと
- しんどくなった理由
- 引っかかり続けている感覚
それらを、
「失敗」ではなく「材料」として扱います。
このページの役割
このページは、
- 次のキャリアを決めるためのものではありません
- 行動を促すためのものでもありません
経験を急いで整理しすぎないためのページです。
迷いが深くなったとき、
立ち位置が分からなくなったとき。
何度でも、ここに戻ってきてください。
この180日の先にあるもの
後半180日を越えたとき、
何かが劇的に変わるわけではありません。
でも、
- 自分の状態を言葉にできる
- 迷っている自分を否定しない
- 今の立ち位置を理解している
その状態で立っていられることが、
次の選択を壊れずに迎える準備になります。
最後に
できるようになったのに、迷う。
慣れたのに、不安が消えない。
それは失敗ではありません。
経験が、あなたの中で再構築され始めている証拠です。
この180日は、
立ち止まるための時間ではありません。
壊れずに、次を迎えるための時間です。