介護は向き・不向きじゃない。スキルセットだと感じた理由|未経験で不安だった私の実感

介護の仕事に興味を持ったとき、
最初に頭に浮かんだのは、期待よりも不安でした。

「自分は、介護に向いていないんじゃないか」

そう感じた理由を、当時はうまく言葉にできませんでした。
ただ、向いている人と自分を比べて、
その差に圧倒されていたのだと思います。

このページは、
「介護は誰でもできる」という話を書く記事ではありません。
向き・不向きを否定して、背中を押す文章でもありません。

未経験の状態で介護を考えたときに生まれる
「向いていないかもしれない」という感覚が、
どこから来ていたのかを整理するための文章
です。

最後まで読まなくても大丈夫です。


「向いていないかもしれない」と感じたのは、知識も経験もなかったときだった

「自分は介護に向いていないかもしれない」
そう感じたのは、
介護の知識や経験がまったくなかった頃でした。

仕事の実態も分からない。
何を求められるのかも分からない。

そんな状態で介護という仕事を考えると、
どうしても不安のほうが先に立ってしまいます。

そのとき、
自分が「向いていない」と判断していた基準は、
今までの経歴でした。

学歴も職歴も、
これまでずっと建築一本。
別の分野で積み上げてきた人たちと比べて、
「今さら介護に行くのは遅いんじゃないか」
そんな思いがありました。


「介護に向いている人」のイメージは、完成された姿だった

当時、
自分の中には
「介護に向いている人」のイメージがありました。

それは、
テレビ番組やニュースでたまに流れる、
介護現場で働く職員の姿です。

落ち着いていて、
利用者に自然に寄り添い、
迷いなく支援をしている人たち。

その姿は、
すでに完成された「介護職」のように見えました。

そのイメージと自分を比べたとき、
介護未経験で、
知識も経験も足りない自分は、
どうしてもそこに届かない存在に感じていました。


比較が、「向いていない」という結論を早めていた

本当は、
スタート地点が違うだけだったはずです。

でも、
完成された姿と、
何も知らない自分を比べてしまっていた。

その比較が、
「向いていない」という結論を、
自分の中で早めていたのだと思います。

まだ何も始めていないのに、
すでに失格のような気持ちになっていました。


続ける中で気づいた、「向き・不向き」より大きなもの

介護の仕事を続ける中で、
少しずつ考え方が変わっていきました。

「向いているか、向いていないか」
よりも、
「自分が積み上げてきたもの」の方が、
現場では大きいと感じる瞬間が増えていったのです。

仕事の進め方。
人間関係のつくり方。
困ったときの立て直し方。

業種が違っても、
そうしたプロセスは意外と共通していました。

また、
異業種で経験してきた苦労が、
介護の現場でも役立つ場面があることにも気づきました。


「スキルセット」として介護を見るようになった

特に強く感じたのは、
学び直しを通してでした。

異業種・未経験だからこそ、
働きながら、
ゼロから介護を学んできました。

それは、
才能があったからできたわけではありません。

分からないことを調べて、
失敗して、
少しずつ理解していく。

その積み重ねの中で、
「これは才能じゃなく、身につけてきたものだ」
と感じるようになりました。

介護は、
生まれ持った適性だけで決まる仕事ではなく、
後から積み上げていくスキルの集合体
として見るほうが、
ずっと現実的だと思えるようになったのです。


それでも、不安がゼロになったわけではない

誤解してほしくないのは、
不安が完全になくなったわけではない、ということです。

未経験で介護に入れば、
分からないことは今もあります。

立場や経験によって、
不安の形も変わっていきます。

ただ、
日々の学び直しと実践の積み重ねが、
自分を不安から守ってくれている。
そう感じるようになりました。


今のあなたも、同じ場所に立っているだけかもしれない

もし今、
「自分は介護に向いていないかもしれない」
と感じているなら。

それは、
才能や性格の問題ではなく、
まだ実態が見えていないだけかもしれません。

向き・不向きを気にしているのは、
真剣に考えている証拠でもあります。

いまは、
判断する段階ではなく、
見方を探している段階なのだと思います。


ここから取れる、静かな選択肢

今すぐ、
向いているかどうかを決めなくても大丈夫です。

  • 何が不安なのかを書き出してみる
  • 「向いている人」のイメージを疑ってみる
  • 今日は考えるのをやめて、距離を取る

どれを選んでも問題ありません。
何もしない、という選択も含まれています。


近い不安を扱っている記事

同じように、
判断の手前で立ち止まっている人が多い記事です。

介護に興味はあるけれど、
「自分にできるのか」という感覚が先に立ってしまうときに参考になります。
👉 介護に興味はあるのに自分にできる気がしなかったあなたへ|未経験で不安が膨らんだ理由

理由は分からないけれど、
「向いていないのでは」と感じてしまうときに参考になります。
👉 介護は向いていない気がするあなたへ|理由が分からない不安の正体

迷っている今の立ち位置を、
一度まとめて整理したいときはこちらです。
👉未経験・異業種から介護を考え始めた人へ|迷っている今の立ち位置を整理する


向き・不向きが気になっていても、いまはここで大丈夫

未経験で介護の実態が分からないと、
向き・不向きが気になって、
不安が大きくなるのは自然なことです。

その不安は、
正直いまもあります。

でも、
日々の学び直しと実践の積み重ねが、
少しずつ、
自分を不安から守ってくれます。

今日は、決めなくて大丈夫です。
このまま閉じても、何も問題はありません。

もし、
「もう少し整理したい」
「今の位置を見渡したい」
と感じたら、ここに戻ってきてください。

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