介護の仕事を考え始めたとき、
最初に思い浮かぶ場所が「特養」だった、という人は少なくありません。
求人も多く、
「介護といえば特養」というイメージも強い。
だから、
特養を前提に情報を集め、
特養を基準に迷い続けている。
もし今あなたが、
そんな状態にいるなら、
最初に伝えておきたいことがあります。
この記事は、
「特養はやめた方がいい」と言うためのものではありません。
「別の施設の方がいい」と勧める記事でもありません。
ただ、
“特養だけで決めようとして苦しくなっている状態”
を整理するためのページです。
読み切らなくてもいいし、
答えを持ち帰らなくても大丈夫です。
「特養でいいのか分からない」という違和感
特養について調べていると、
こんな感覚が出てくることがあります。
- 大変そう、という話ばかり目に入る
- 自分に務まるのか不安になる
- でも、他に何を選べばいいのか分からない
特養が合わない気がする。
でも、特養以外が想像できない。
この状態は、
「向いていないから」でも
「覚悟が足りないから」でもありません。
多くの場合、
判断の手前で、考え方が一段飛ばされているだけです。
不安は「特養」そのものにあるわけじゃない
ここで一度、
不安を分解してみます。
今感じている不安は、
- 体力的に続くのか
- 人間関係がきついのではないか
- 仕事量についていけるのか
こうした感情が混ざり合ったものだと思います。
でも実はこれ、
「特養だから不安」なのではなく、
- どんな人と関わるのか
- どんな生活リズムで働くのか
- どれくらいの負荷を最初に背負うのか
そのイメージが、
整理されていないことから生まれる不安です。
「特養」という言葉が、考える範囲を狭めている
特養は、
介護の仕事の中では
とても分かりやすい“具体例”です。
でも、その分、
- 特養かどうか
- 特養でやっていけるか
という問いに、
思考が集中しやすくなります。
すると、
- 高齢者か、障害者か
- 入所型か、通所型か
といった、
本来もっと手前にある分かれ道が、
見えにくくなります。
本当は、先に整理したい2つの分岐
未経験で介護に入るとき、
特養かどうかを考える前に、
整理しておきたいことがあります。
それは、
- 高齢者支援か、障害者支援か
- 入所タイプか、通所タイプか
という2つの分岐です。
特養は、
「高齢者 × 入所タイプ」
という組み合わせの、ひとつの形にすぎません。
この前提を飛ばしてしまうと、
特養の情報だけを見て、
自分を判断し続けることになります。
「特養が合わない=介護が合わない」ではない
特養に違和感を覚えたとき、
多くの人はこう考えてしまいます。
「自分は介護に向いていないのかもしれない」
でもそれは、
世界線を一つに固定してしまった結果です。
- 高齢者か、障害者か
- 入所か、通所か
この組み合わせが変わるだけで、
仕事内容も、負荷のかかり方も、
職場の空気も大きく変わります。
特養がしんどそうに見えることと、
介護そのものが合わないことは、
同じではありません。
見方を一つだけ変えてみる
ここで、
答えではなく視点を一つだけ置いておきます。
最初の職場は、
「自分に向いている場所」を決める場所ではなく、
「自分がどんな環境で消耗しやすいか」を知る場所
と考える人もいます。
この見方に立つと、
- 完璧な選択をしなくていい
- 最初から正解でなくていい
という余白が生まれます。
今、迷っている状態はおかしくない
ここまで読んで、
- まだ決めきれない
- 余計に分からなくなった気がする
そう感じたとしても、
それは異常ではありません。
多くの未経験者が、
「特養」という具体例の前で立ち止まります。
今のあなたは、
怯えているのではなく、
ちゃんと考えようとしているだけです。
今すぐ答えを出さなくていいし、
決めきらなくても大丈夫です。
静かな選択肢として、置いておくページ
もし、
- 「特養以外も含めて、整理し直したい」
と感じたら、
「未経験・知識ゼロの私が『最初の事業所選び』で大切だと思ったこと」
というページで、
事業所選びの考え方をもう一段手前から整理しています。
また、
- 情報を調べすぎて混乱している感覚が強い人は、
👉介護の情報を調べすぎて決められなくなったあなたへ|失敗したくない不安の正体 - 見学や面接で感じた違和感を無視していいのか迷っている人は、
「未経験から介護に入る前に『見学で違和感を感じたら断っていい』理由」
も、同じ場所に置いてあります。
どれも、
今すぐ読まなくていいページです。
まとめ
特養だけで決められなくなっている状態は、
判断を誤っているサインではありません。
判断を丁寧にしようとしている途中です。
介護に進むかどうかを迷っていた頃とは、
もう立っている場所が違います。
今は、
「どこで始めるか」を考える前の、
大事な整理の段階です。
今日は、
ここで立ち止まっても大丈夫です。
もし、
今の立ち位置をまとめて整理したいと感じたら、
このページに戻ってきてもいいです。
👉介護に進む方向は決まった。でも、「どこで・どう始めるか」で迷っているあなたへ
読まなくてもいい。
今じゃなくてもいい。
必要になったときに、
また開いてください。
このブログは、
そのために置いてあります。
もし、
「もう少し整理したい」
「今の位置をもう一度見渡したい」
と感じたら、ここに戻ってきてください。

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