介護の仕事に興味はあっても、
「自分にできるのだろうか」
「未経験でも本当に大丈夫なのか」
と不安に感じる方は多いと思います。
私自身も、建設業から介護業界へ転職した、まったくの未経験者でした。
そんな私が介護現場に入って、最初に一番戸惑ったこと。
それは、身体介助、特に利用者さんの裸に向き合う支援でした。
入職して数日で感じた強い違和感
特別養護老人ホームに入職して数日が経った頃、
オムツ交換や入浴介助といった身体介助に入るようになりました。
教科書や研修では「身体介助」という言葉で一括りにされますが、
実際の現場は想像していた以上に生々しく、重いものでした。
利用者さんの衣服を脱がせ、
時には裸の状態を目にしながら介助を行う。
それまでの人生で、
他人の身体にここまで直接触れる仕事をしたことがなかった私は、
強い恥ずかしさと気まずさを感じていました。
「見てはいけない気がする」という感覚
介助をしながら、頭の中にはずっとこんな思いがありました。
「こんなふうに見てしまっていいのだろうか」
「利用者さんに申し訳ない」
「自分は場違いな存在なのではないか」
介護は「人の生活を支える仕事」だと理解して入職したつもりでした。
それでも実際に身体介助を行うと、
介護は想像以上に重い仕事だと、心の底から感じました。
利用者さんの尊厳、人生、身体、そのすべてに直接触れる。
その責任の重さに、戸惑わずにはいられなかったのです。
正直、慣れたとは言えなかった
当時の私は、
「仕事だから早く慣れなければいけない」
そう思いながらも、心の整理がついていませんでした。
ただ一つできたことは、
先輩職員のやり方を見て、そのまま真似することでした。
声のかけ方
身体の動かし方
タオルの使い方
利用者さんへの目線や距離感
「なぜそうするのか」は分からなくても、
とにかく先輩の動きをなぞるように動いていました。
今振り返ると、
あの時の私は「理解」よりも「必死さ」で現場に立っていたと思います。
少しずつ変わっていった意識
不思議なもので、
日々の介助を重ねる中で、少しずつ意識が変わっていきました。
利用者さんが
「ありがとう」
「助かるよ」
と声をかけてくださること。
安心した表情を見せてくれること。
そこから、
身体介助は「裸を見ること」ではなく、
その人の生活を支える行為なのだ
と、少しずつ実感できるようになっていきました。
今だから言えること
今振り返ってはっきり言えるのは、
身体介助に戸惑うのは、未経験なら当たり前だということです。
恥ずかしさや気まずさを感じるのは、
人として自然な感覚です。
大切なのは、
その感覚を否定せず、
どうすれば利用者さんの尊厳を守れるのかを学び続けること。
介護は、
向き・不向きだけで判断される仕事ではありません。
学び直しながら積み重ねていくスキルセットの仕事だと、
私はこの経験から強く感じました。
これから介護に挑戦する方へ
もし今、
「自分に介護はできるのだろうか」
と悩んでいる方がいたら、伝えたいです。
最初から戸惑わずにできる人はいません。
私も、恥ずかしさと違和感を抱えたまま、現場に立っていました。
それでも、
学び、考え、経験を重ねる中で、
少しずつ介護の意味が見えてきます。
このブログ「介護への学び直しノート」では、
そんな私自身の戸惑いや学び直しの過程を、
これからも正直に書いていこうと思っています。
同じように迷っている誰かの、
一歩踏み出すきっかけになれば幸いです。
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まとめ
「遅いかもしれない」と感じるとき、
人はとても慎重になっています。
それは、
雑に選びたくないという気持ちの裏返しです。
今はまだ、
決めなくていい。
立ち止まりながら考えている時間も、
ちゃんと意味のある時間だと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
このブログは、
不安を消すための場所ではなく、
不安と一緒に立ち続けるための場所です。
もし今、
「まだ答えは出ていないけど、少し整理したい」
そう感じていたら、
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