経験を語ったら、現場が変わったのではなく、自分が変わった

あるとき、
これまでの経験を、少しだけ言葉にして共有する場面がありました。
何かを教えようとしたわけでも、
やり方を示そうとしたわけでもありません。

ただ、
自分の中で引っかかっていた出来事を、
そのまま話しただけでした。


何かを変えようとしたわけではなかった

そのときに話したのは、
「こうすればよかった」という話ではありません。
「これは間違っていた」という反省でもありません。

当時、
自分がどこで立ち止まったのか。
何が、うまく言葉にできなかったのか。
今も答えが出ていない、ということ。

それだけでした。


反応は、思っていたものと違っていた

場の空気が大きく変わったわけでも、
すぐに何かが改善されたわけでもありません。

ただ、
それまで一人で抱えていた感覚が、
自分だけのものではなくなった気がしました。

誰かが、
「分かる気がする」と言い、
誰かは、
何も言わずに聞いていました。

それで十分でした。


共有したことで起きた、いちばんの変化

あとから気づいたのは、
変わったのは現場ではなく、
自分の立ち位置だったということです。

一人で答えを出そうとしなくなった。
正しさを示そうとしなくなった。
代わりに、
分からないままでも、
そこにいていいと思えるようになった。


終わり

経験を共有することは、
何かを動かすための手段ではありませんでした。

ただ、
自分の中にあった違和感を、
そのまま外に置いてみる行為だった。

それによって、
自分と現場との距離が、
少しだけ変わった気がしています。

変えたのは、誰かではなく、
自分自身だったのかもしれません。

迷ったときは、
経験と思考を並べている場所に、戻ってもらえたらと思います。

プログラム|経験と思考の整理

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。

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