介護福祉士の資格を取った。
あれだけ時間をかけて勉強して、試験を受けて、結果も出た。
それなのに、
思っていたほど気持ちは軽くならなかった。
- これで安心できると思っていた
- 何かが変わると思っていた
- 不安は減るはずだと思っていた
でも現実は、
不安の形が変わっただけだった。
この感覚は、
介護福祉士を取ったあとに、意外と多くの人が感じています。
「資格を取れば落ち着く」は、自然な期待だった
まず、ここは否定しなくていいと思っています。
- 国家資格を取った
- 専門職として認められた
- 一つの節目を越えた
そう思うのは、当たり前です。
実際、
資格を取るまでの道のりは簡単ではありません。
だからこそ、
「これで一区切りつくはず」
という期待が生まれます。
でも、現場は何も変わらなかった
資格を取った翌日も、
現場の仕事は昨日と同じです。
- 利用者さんの介助
- チームとの連携
- 判断に迷う場面
資格を取ったからといって、
急に楽になるわけでも、
答えが見えるわけでもありません。
むしろ、
- 責任が増えたように感じる
- 周りの期待が気になる
- 「介護福祉士ならできて当然」という空気
そんな重さを感じ始める人もいます。
不安が消えなかったのは、失敗ではない
ここで多くの人が、
自分を責めてしまいます。
- せっかく資格を取ったのに
- まだ不安を感じている
- 自信を持てない自分はダメなのか
でも、
不安が消えなかったのは、失敗ではありません。
それは、
資格が「ゴール」ではなく
「立ち位置が変わる通過点」だった
というだけの話です。
資格は「安心」ではなく「問い」を増やす
介護福祉士を取ると、
見える景色が少し変わります。
- 判断の重み
- 利用者への影響
- チーム内での役割
今までは流していた違和感が、
無視できなくなる。
だから、
- 正解が分からなくなる
- 自分の判断に迷う
- 「これでいいのか」と考える
不安が増えたように感じるのは、
責任の半径が広がったからです。
不安が残るのは、考え始めた証拠
資格を取っても不安が残る人は、
- 仕事を雑にこなせなくなった
- 判断を自分事として考えている
- 利用者や現場を、軽く扱えなくなった
そういう状態に入っています。
これは、
専門職として考え始めた証拠でもあります。
安心しきれないのは、
未熟さではなく、
向き合い方が変わったからです。
「資格をどう使うか」は、これから決めていい
ここで無理に、
- 次の資格を取る
- 専門分野を決める
- 役割を引き受ける
必要はありません。
今はまだ、
「介護福祉士になった自分」を
どう扱うかを考える段階です。
考えがまとまらないのは、
自然なことです。
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資格の次に「何を学ぶか」ではなく「なぜ学ぶか」を考えたい人へ。
まとめ
- 介護福祉士を取っても、不安が消えないことはある
- それは失敗ではなく、立ち位置が変わったサイン
- 資格は安心をくれるものではなく、問いを増やすもの
- 今は、資格をどう使うかを考え始めた段階
焦らなくて大丈夫です。
この不安は、
専門職として考え始めた証拠でもあります。
この記事を読んで、
- まだ考えがまとまりきらない
- 他の迷いも重なっている気がする
- 今の自分の立ち位置を、もう一度整理したい
そう感じた方は、
介護職5年前後の中級者向けに、立ち位置を整理するページに戻ってみてください。
今の感覚に近いテーマから、
無理なく読み進められるようになっています。
👉 介護職5年前後から考える「中級者」という立ち位置|答えを出さなくていい時期の過ごし方
今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。
ここは、何度でも立ち戻っていい「整理の場所」として置いています。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
このブログは、
不安を消すための場所ではなく、
不安と一緒に立ち続けるための場所です。
もし今、
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異業種から介護へ。迷いながら学び直す人のための記録ページです

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