ある日、何気なく言われた一言が、
妙に引っかかったことはありませんか。
- 「もう中堅なんだから」
- 「ベテランでしょ?」
- 「任せても大丈夫だよね」
悪意があるわけじゃない。
期待されているのも分かる。
それでも、その言葉を聞いた瞬間、
胸の奥が少し重くなる。
「中堅と呼ばれるのが、正直しんどい」
この感覚は、
介護職5年前後で多くの人が感じ始めます。
中堅=できる人、になってしまった違和感
いつの間にか、
- 失敗してはいけない
- 分からないと言いづらい
- 迷っている姿を見せられない
そんな空気の中に入っていることに気づく。
新人の頃は、
「できなくて当たり前」だった。
でも中堅になると、
できる前提で扱われる。
その変化に、
心が追いつかないまま働いている人は少なくありません。
教える立場と、分からない自分のズレ
中堅になると、
- 後輩に聞かれる
- 判断を求められる
- 「どう思いますか?」と振られる
その一方で、
- 自分の中ではまだ迷っている
- 正解が分からない場面も多い
- 自信を持てない判断もある
この 「教える役割」と「迷う自分」 のズレが、
中堅のしんどさを生みます。
中堅と呼ばれると、逃げ場がなくなる
「中堅」という言葉には、
不思議な力があります。
- 甘えてはいけない
- 弱音を吐いてはいけない
- ちゃんとしていないといけない
そんな無言の圧が、
自分自身にもかかる。
結果、
- 相談しづらくなる
- 一人で抱え込む
- 余計に疲れる
中堅と呼ばれ始めてから、
しんどくなった人は少なくありません。
それは、向いていないサインではない
ここで多くの人が、
自分を疑い始めます。
- 自分は中堅に向いていない
- 責任感が足りないのかもしれない
- もっと強くならなきゃいけない
でも、
しんどさを感じること自体が、問題なのではありません。
それは、
- 役割を真剣に受け止めている
- 軽く引き受けられない
- 人や現場を大事にしている
ということでもあります。
中堅は「完成形」ではなく「途中の名前」
中堅という言葉は、
どこか「できあがった人」を想像させます。
でも実際は、
- まだ迷っている
- まだ揺れている
- まだ考え途中
そんな状態の人がほとんどです。
中堅とは、
完成形ではなく、通過点につけられた名前に過ぎません。
今は、無理に役割を背負わなくていい
この段階で、
- もっと引き受けるべきか
- 教える側に回るべきか
- 期待に応えるべきか
と、無理に自分を固める必要はありません。
今は、
- どこまでなら引き受けられるか
- 何が負担になっているか
- どんな役割がしんどいか
を、言葉にしていく時期です。
次におすすめの記事
👉現場が分かるようになったからこそ、迷いが増えた話
中堅になって増える判断の迷いを扱った記事です。
👉「できる人」になろうとして、苦しくなった理由
中堅像に自分を当てはめて苦しくなった人におすすめです。
まとめ
- 中堅と呼ばれてしんどくなるのは自然なこと
- それは弱さではなく、役割を真剣に受け止めている証拠
- 中堅は完成形ではなく、途中につけられた名前
- 今は、役割を引き受けきらなくていい
焦らなくて大丈夫です。
このしんどさは、
考えながら進んでいる証拠でもあります。
この記事を読んで、
- まだ考えがまとまりきらない
- 他の迷いも重なっている気がする
- 今の自分の立ち位置を、もう一度整理したい
そう感じた方は、
介護職5年前後の中級者向けに、立ち位置を整理するページに戻ってみてください。
今の感覚に近いテーマから、
無理なく読み進められるようになっています。
👉 介護職5年前後から考える「中級者」という立ち位置|答えを出さなくていい時期の過ごし方
今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。
ここは、何度でも立ち戻っていい「整理の場所」として置いています。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
このブログは、
不安を消すための場所ではなく、
不安と一緒に立ち続けるための場所です。
もし今、
「まだ答えは出ていないけど、少し整理したい」
そう感じていたら、
このページに戻ってきてください。
👉介護への学び直しノート
異業種から介護へ。迷いながら学び直す人のための記録ページです

コメント