介護の現場で働いて数年。
気づけば、仕事の流れも、人の動きも、だいたい分かるようになっている。
- 利用者さんの状態変化に気づける
- 先の展開を予測できる
- チームの動きも見える
新人の頃に比べれば、
明らかに「できること」は増えている。
それなのに、
なぜか前より迷う場面が増えている。
この感覚は、
介護職5年前後でとても多く起きます。
分かるようになると、選択肢が増える
新人の頃は、
「教えられた通りにやる」ことで精一杯でした。
でも現場が分かるようになると、
- このやり方以外も知っている
- 状況によって変えた方がいいと分かる
- 正解が一つじゃないと気づく
その結果、
選択肢が一気に増える。
選択肢が増えるということは、
同時に 迷いも増える ということです。
迷いが増えたのは、判断する立場になったから
現場が分かるようになると、
- 自分で判断する場面が増える
- 誰かの判断を支える側になる
- 責任の重さを感じやすくなる
「分からないから迷う」のではなく、
分かっているから迷う。
この迷いは、
中級者ならではのものです。
迷い=未熟、ではない
ここで多くの人が、
自分を疑い始めます。
- まだ自信が足りないのか
- 判断力が弱いのか
- 向いていないのか
でも、
迷いが増えたこと自体は、
決して悪いことではありません。
それは、
- 利用者を一面的に見なくなった
- 状況を単純化しなくなった
- 軽く決められなくなった
という変化が起きているからです。
分かるようになるほど、正解が遠くなる
介護の現場では、
- これをすれば必ずうまくいく
- これが正しいやり方だ
という場面は、ほとんどありません。
分かるようになるほど、
- どれも間違いではない
- でも、どれが最善かは分からない
そんな状況に直面します。
だから、
現場が分かるようになるほど、
正解から遠ざかったように感じる。
これは、
とても自然なことです。
迷いが増えたときに起きている変化
もし今、
- 判断に時間がかかる
- 以前より慎重になった
- 簡単に答えを出せなくなった
そう感じているなら、
あなたの中で 視点が増えている 可能性があります。
これは、
- 成長が止まったサイン
ではなく - 思考の深さが変わったサイン
です。
今は、迷いながら働いていい時期
この段階で、
- もっと割り切れるようになる
- 迷わず判断できるようになる
ことを目指す必要はありません。
むしろ今は、
- どこで迷っているのか
- 何が引っかかっているのか
- 何を大事にしようとしているのか
を、言葉にしていく時期です。
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まとめ
- 現場が分かるようになると、迷いは増える
- それは未熟さではなく、判断する立場に近づいた証拠
- 正解が見えなくなるのは、視点が増えたから
- 今は、迷いながら考えていく時期
迷いがあるからこそ、
あなたは軽く仕事を扱っていません。
この迷いは、
中級者として考え始めた証拠でもあります。
この記事を読んで、
- まだ考えがまとまりきらない
- 他の迷いも重なっている気がする
- 今の自分の立ち位置を、もう一度整理したい
そう感じた方は、
介護職5年前後の中級者向けに、立ち位置を整理するページに戻ってみてください。
今の感覚に近いテーマから、
無理なく読み進められるようになっています。
👉 介護職5年前後から考える「中級者」という立ち位置|答えを出さなくていい時期の過ごし方
今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。
ここは、何度でも立ち戻っていい「整理の場所」として置いています。
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👉介護への学び直しノート
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