サバイバル【前半】

―― 未経験で介護の現場に入った人が、壊れずに1年目を越えるための180日 ――

はじめに

介護の現場に入って、
「思っていたより、しんどい」
そう感じていませんか。

体力の問題だけではありません。

  • 正解が分からない
  • 迷っている自分を出せない
  • 周りと比べて焦る
  • 「向いていないのかもしれない」と考えてしまう

このページは、
その不安を解決するためのページではありません。

不安があるままでも、
現場に立ち続けられる状態を守るためのページです。


この180日は「成長期間」ではない

多くの未経験者は、最初の半年をこう考えます。

  • 早く慣れなければ
  • 役に立たなければ
  • 一人前にならなければ

でも、最初の180日は、

成長するための期間ではなく、
壊れずに立ち続けるための期間

です。

この段階で無理をすると、
できるようになる前に、心のほうが先に折れてしまいます。


不安が消えないのは、あなたのせいではない

不安が消えない理由は、
能力不足でも、努力不足でもありません。

この仕事は、

  • 人が相手で
  • 状況が毎日変わり
  • 正解が一つではない

不安が生まれやすい構造を持っています。

だから、不安が残るのは自然なことです。
むしろ、不安を感じているのは、
真剣に向き合っている証拠でもあります。


このページが大切にしている考え方

この180日設計で大切にしているのは、
「不安をなくすこと」ではありません。

不安があっても、
ここにいていいと思える状態を保つこと

です。

無理に前向きにならなくていい。
早く答えを出さなくていい。

まずは、
現場に立ち続けられる状態を守ることを最優先にします。


前半180日で、いちばん大切なこと

この期間で
「できるようになること」は最優先ではありません。

最優先するのは、たった一つです。

「ここにいていい」と感じられる状態を失わないこと

そのために、次の3つだけを意識してください。


① 分からないままでいい

  • 覚えきれなくてもいい
  • 失敗してもいい
  • 何度聞いてもいい

分からない自分を責めないことが、
最初のサバイバルです。


② 迷っている自分を隠さなくていい

未経験の人ほど、
「迷っているのは自分だけでは」と思いがちです。

でも実際は、
誰もが最初は迷っています。

迷いは弱さではありません。
考えながら働いている証拠です。


③ 評価を急がなくていい

この180日で、

  • 向いているか
  • 続けるべきか
  • この仕事を一生やるか

決めなくていい。

今は、
「続けるかどうか」より
「立っていられるかどうか」を大切にしてください。


この180日は「頑張る期間」ではない

この期間は、

  • 無理にやる気を出さなくていい
  • 理想を持たなくていい
  • 前向きにならなくていい

最低限、現場に立っていられれば十分です。

  • 出勤できた
  • 今日も現場に行った
  • 逃げずに帰ってきた

それだけで、この期間は合格です。


このページの役割

このページは、

  • あなたを励ますためのものではありません
  • 正解を教えるためのものでもありません

「今の状態でも、ここにいていい」
そう確認するための場所
です。

しんどくなったとき、
辞めるかどうかで頭がいっぱいになったとき。

何度でも、ここに戻ってきてください。


後半180日へのつながり

前半180日は、
壊れずに立ち続けるための期間でした。

後半180日は、

  • 少し慣れてきたけれど自信がない
  • 分かるようになったからこそ迷いが増えた
  • この仕事をどう位置づければいいか分からない

そんな人のための180日です。

「できるかどうか」ではなく、
「どう続けていくか」を考える期間

後半では、
経験を整理し、立ち位置を言葉にしていきます。


最後に

不安があるまま、働いていていい。
迷いながら、現場に立っていていい。

この180日は、
生き延びるための時間です。

それだけで、十分です。

▶ 少し慣れてきたのに不安が増えたときは、
こちらの「後半180日(再構築)」のページを読んでみてください。

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